利用規約

ドメイン登録規約

第1章 総則

第1条(本規約の適用、サービスの定義)

  • 株式会社ジャストシステム(以下、「弊社」とします)は、弊社が「独自ドメインサービス」(以下、「本サービス」とします)を提供するにあたり、「ドメイン登録規約」(以下、「本規約」とします)を以下の通り規定します。利用者、およびドメイン名の登録者は本規約の内容を十分に読み、理解し、同意した上で本サービスを利用するものとします。
  • 本サービスは、以下のサービスにより構成されるものとします。
    • (1) ドメイン名の登録および契約更新
    • (2) ドメイン名のレジストラ・トランスファー
    • (3) 本サービスで登録またはトランスファーインされたドメイン名の管理
    • (4) 本サービスで登録またはトランスファーインされたドメイン名のDNS設定、およびDNS設定によって使用可能な各種機能の提供
    • (5) (1)から(4)の各サービスを利用するための利用者サービス
    • (6) (1)から(5)の各サービスに付随して弊社が提供するサービス
  • 本サービスは、弊社が本サービス業務を委託するGMOインターネット株式会社(以下、「協力会社」といいます)が、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(以下、「ICANN」とします)により認定を受け、トップレベルドメインのレジストリからライセンスを供与された正式なレジストラとして、これらの認定およびライセンスに基づき運営するサービスです。

第2条(用語の定義)

本規約における用語の定義は、以下の通りとします。

  • (1) 「ドメイン名」または「ドメイン」とは、「.com」「.jp」等のトップレベルドメインに続く、第2・第3レベルドメイン名を指します。
  • (2) 「ドメイン名の登録情報」とは、当該ドメイン名の登録手続きの際に登録者より弊社に提供される全ての情報を指します。
  • (3) 「登録者」とは、本規約の規定に基づきドメイン名登録契約を弊社と締結する主体であるとともに、当該ドメイン名を保有する権限を持ち、ドメイン名の登録情報に「登録者」(Registrant)として指定される者を指します。
  • (4) 「担当者」とは、当該ドメイン名の登録者からの委任のもと、当該ドメイン名の登録維持管理に関する事項を担当し、当該ドメイン名の登録情報に記載される者とします。担当者は以下の種類があり、同一人が複数種類の担当者を兼ねたり、登録者が任意の担当者を兼ねることを妨げません。
    • 「管理担当者」は、当該ドメイン名の管理を登録者から委任された者であって、ドメイン名の登録情報に「管理担当者」(Administrative Contact)として記載される者を指します。
    • 「技術担当者」は、当該ドメイン名の技術的事項を担当し、ドメイン名の登録情報に「技術担当者」(Technical Contact)として記載される者を指します。
    • 「経理担当者」は、当該ドメイン名の経理的事項を担当し、ドメイン名の登録情報に「経理担当者」(Billing Contact)として記載される者を指します。
  • (5) 「利用者」とは、第2章の規定に基づき、弊社から所定のIDおよびパスワード(以下、「ID等」とします)を付与され、本規約に定められた利用者の権利を有し義務を負う者を指します。なお、利用者資格は、登録者、担当者に付与されることがあり、その場合、それぞれの地位に基づく権利および義務を有するものとします。
  • (6) 「レジストリ」とは、IPアドレスおよび関連データに対応するドメイン名の(低レベルのドメイン名を含む)ゾーンファイルを含むデータベース、および、その管理等の権限および義務(以下、「レジストリ権限等」とします)を有する組織を指します。なお、レジストリ権限等を付与された第三者がある場合は、当該第三者のことを指します。
  • (7) 「レジストラ」とは、ドメイン名の登録者とレジストリとの間のインターフェイスとして行動する個人または法人であって、レジストリの保有するデータベースに記入するためのゾーンファイル情報を提出する者を指します。
  • (8) 「レジストラ・トランスファー」とは、ドメイン名の管理を一方のレジストラから他方のレジストラへと移す手続きを指し、以下の種類があります。
    • 「トランスファーイン」とは、ドメイン名の管理を本サービス以外から本サービスへ移す手続きを指します。
    • 「トランスファーアウト」とは、ドメイン名の管理を本サービスから本サービス以外へ移す手続きを指します。
  • (9) 「登録期限日」とは、ドメイン名の登録期間の末日を指します。
  • (10) 「手続き期限」とは、ドメイン名の登録期間の終了日時、または、弊社が事前に第5条の規定に従い登録者に通知することで設定した特定の日時を指します。
  • (11) 「更新猶予期間」とは、第3条第1項第5号以外の種類のドメイン名について、その登録期限日の翌日から、弊社が別途定める期間で、契約更新手続きにより、当該ドメイン名の登録契約を更新しうる期間を指します。
  • (12) 「復旧猶予期間」とは、以下の各期間の経過後において、弊社が別途定める期間で、登録復旧手続きにより、当該ドメイン名の登録の回復を行いうる期間を指します。
    • 第3条第1項第5号の種類のドメイン名については、「手続き期限」
    • 前号以外の種類のドメイン名については、「更新猶予期間」の終了日時
  • (13) 「ドメイン名の使用」とは、レンタルサーバーサービスや第1条第2項(4)に定めるサービス等を利用し、ドメイン名をホームページ公開や電子メール送受信等に用いることを指します。
  • (14) 「ドメイン名紛争」とは、登録者によって登録されたドメイン名の登録または使用に起因する、登録者と第三者との紛争を指します。

第3条(取り扱いドメインの種類)

  • 本サービスの対象となるドメインは、以下の種類とします。
    • (1) .comドメイン
    • (2) .netドメイン
    • (3) .orgドメイン
    • (4) .jpドメイン
    • (5) .bizドメイン
    • (6) .infoドメイン
  • 前項の各ドメインに固有の規定については、本規約の細則または当該ドメインに関する規約等に別途定めるものとします。これらの規定は、本規約の本則に優先して適用されます。

第4条(法令等の遵守)

  • 協力会社とICANNとの間で締結されたレジストラ認定契約(今後当該契約が修正または更新された場合、修正または更新後の契約を含むものとし、以下、「ICANN契約」とします)、および協力会社とレジストリとの間で締結されたレジストラのライセンス契約(今後当該契約が修正または更新された場合、修正または更新後の契約を含むものとし、以下、「レジストリ契約」とします)、ならびに、ICANNおよびレジストリが随時採用するドメインに関するポリシー、指示、指針、その他の取り決め(以下、「ポリシー等」とします)は、本規約に優先する効力を有するものとします。
  • 利用者が本サービスを利用する場合、弊社は、利用者が、本規約、弊社プライバシーポリシー(個人情報保護の取り組みについて)、本サービスを運営および管理する目的で定められた本規約に付属する規約、規定、規則、方針、前項のポリシー等およびガイドライン等(以下、「規約等」とします)および法令等に従うことに同意したものとみなします。
  • 登録者がドメイン名の登録を行った場合、弊社は、第2項に定める規約等および法令等に加え、第27条に定める「UDRP」およびその他本サービスにおいて登録されたドメイン名に関し適用される紛争処理方針(以下、これらを合わせて「紛争処理方針」とします)に従うことに同意したものとみなします。

第5条(通知)

  • 弊社が利用者または登録者に対して本サービスに関する各種通知を行う必要があると判断した場合、弊社のホームページへの掲載、電子メール、書面等、弊社が適当と判断する方法により随時これを行います。
  • 前項の通知は、電子メールおよび書面により行う場合は、弊社が発信した時点、弊社のホームページへの掲載により行う場合は、当該通知の内容を弊社のホームページに掲載した時点をもって、利用者または登録者に到達したものとみなします。ただし、利用申込に対する承諾の通知を電子メールにより行う場合は、当該通知が、登録者の指定した、または登録者が通常使用するメールサーバー中のメールボックスに読み取り可能な状態で記録された時点で到達したものとみなします。

第2章 利用者

第6条(利用者の定義、資格)

  • 利用者となることができるのは、個人又は法人その他団体とします。権利能力なき社団の場合は、その代表者とします。
  • 利用者資格は、利用者となることを希望する者本人が、弊社の定める方法に従い利用者登録申込を行い、弊社がその者に対しドメインを管理するためのIDおよびパスワードを発行した時点で与えられます。
  • 前項の規定にかかわらず、弊社は、以下各号の全てに該当する場合に、利用者資格を持たない登録者に対して、当該ドメイン名の管理につき利用者に準じる権限を一時的に付与することがあります。
    • (1) 弊社および登録者の双方について、利用者との間で電話、文書、電子メール等による相互の連絡が不可能であること
    • (2) 登録者と利用者との間について、当該ドメイン名の登録および使用における委任関係の存在を客観的に証明できること
    • (3) 登録者に、利用者に準じる権限を付与するにつき相当な理由があること
  • 利用者に付与されるIDは、同一人が複数保有することを妨げません。

第7条(利用者資格の有効期間)

  • 利用者資格は無期限に有効なものとし、第9条および第10条に定める退会手続きが完了するまで、特段の手続きを経ることなく継続します。
  • 利用者が、本サービス等、利用者資格を用いて利用している全てのサービス(以下、「利用者向けサービス」とします)の利用を終了しても、当該サービスにおいて特段の規定のない限り、利用者資格は有効に維持されます。

第8条(IDの分割、統合)

  • 利用者は、弊社の定める手続きに従い、当該利用者に付与された1個のIDを複数に分割することができます。分割後の各IDに登録される利用者情報は、初期状態として分割前と同一とします。
  • 利用者は、弊社の定める手続きに従い、保有する複数個のIDを1個に統合することができます。統合対象のIDの利用者情報が異なる場合は、利用者が選択したいずれか1個のIDの利用者情報を統合後の利用者情報に引き継ぎます。

第9条(利用者が行う退会手続き)

  • 利用者は、弊社の定める手続きに従い、いつでも退会することができます。なお、退会するためには、当該利用者資格を用いて利用している全ての利用者向けサービスの契約を解約している必要があります。
  • 弊社は、利用者からの退会の意思表示が、当該利用者資格を用いて利用している全ての利用者向けサービスについて解約する意思表示とみなすことができるものとします。
  • 弊社は、利用者が退会したことに関して利用者、登録者その他第三者に生じた損害その他一切の結果について、何ら責任を負わないものとします。

第10条(弊社が行う退会手続き)

  • 利用者が、以下各号のいずれか一つに該当する場合、弊社は当該利用者に事前に何ら通知または催告することなく、利用者資格の停止または取消を行うことができます。
    • (1) 利用者が、本規約に対する違反行為を行ったか、または行うおそれがある場合
    • (2) 利用者が、弊社の提供する本サービス以外のサービスにおいて、当該サービス利用に関する規約に対する違反行為を行ったか、または行うおそれがある場合
    • (3) 利用者が、手形交換所の取引停止処分、もしくはその利用者の資産について差押や滞納処分を受けた場合
    • (4) 利用者が、後見開始の審判を受けた場合
    • (5) 利用者について、破産手続き開始、会社更生手続き、民事再生手続きもしくは特別清算の申立があった場合
    • (6) その他、弊社が利用者として不適当と判断した場合
  • 前項各号のいずれか一つに該当する場合、当該利用者であった者は期限の利益を喪失し、残余債務を一括にて弁済するものとします。この場合であっても、利用者であった者に対する損害賠償請求権の行使は妨げられないものとします。

第11条(権利の譲渡等の禁止)

利用者は、利用者資格を第三者に譲渡、貸与、使用させ、または担保に供してはならないものとします。また、弊社の許諾なしに第三者に利用者向けサービスを利用させることはできません。

第12条(ID等の適切な管理)

  • 利用者は、善良な管理者の注意義務をもって、弊社から付与されたID等を管理するものとします。
  • 利用者は、利用者のID等を失念または漏洩し、もしくは盗用等された場合は、直ちに弊社に届け出るものとし、弊社の指示に従うものとします。
  • 利用者は、利用者のID等を用いて利用者向けサービスが利用された時には、当該利用者自身の利用とみなされることに同意します。ただし、弊社の故意または過失によりID等が第三者に利用された場合はこの限りではありません。
  • 弊社は、ID等の漏洩、盗用等に基づいて利用者、登録者その他第三者に生じた損害その他一切の結果について何ら責任を負わないものとします。

第13条(変更の届出、クレジットカード情報の更新)

  • 利用者は、氏名、住所、電子メールアドレス、クレジットカードの会員番号もしくは有効期限等、その他弊社への届出内容に変更があった場合、速やかに弊社に対し弊社所定の方法で当該変更の届出をするものとします。なお、当該届出がなされなかったことで、利用者への通知の不達等利用者が不利益を被ったとしても、弊社は利用者に対し一切責任を負わないものとします。
  • 利用者からクレジットカードの会員番号や有効期限の変更にかかる前項の届出がなかった場合に、弊社は、利用者の事前の承諾を得ることなくクレジットカード会社から弊社に通知された変更後の会員番号又は有効期限をもって利用者情報を更新し、以後当該情報をもって利用料金の決済を行うものとします。
  • 弊社は、本条に定める届出がなかったことで利用者が不利益を被ったとしても、弊社の故意または過失による場合を除き、一切その責任を負いません。

第14条(個人情報)

利用者は、申し込み手続きにおいて、弊社からの利用者情報の提供の要請に応じて、正確な個人情報を弊社に提供するものとします。弊社は、別途定める『個人情報の取り扱いについて』に従い、利用者の個人情報を適切に利用し、管理するものとします。

第3章 ドメイン名の登録および使用

第15条(ドメイン名登録の手続き)

  • 本サービスによりドメイン名の登録を希望する者は、弊社が定める方法により、当該ドメイン名の文字列および当該ドメイン名の登録情報として記載される情報を届け出ることで、弊社に対し、ドメイン名登録の申請を行います。
  • 前項の申請は、利用者がこれを行うことができます。ただし、ドメイン名の新規登録とともに新たに利用者資格が付与されることを希望する場合は、この限りではありません。
  • 弊社は、第1項による登録の申請があった時は、登録料金その他利用料金のうちドメイン名登録に必要な料金、費用等の支払いを確認したのち、協力会社を通じレジストリに対して所定の登録手続きを行います。
  • 前項の登録手続きは、レジストリのデータベースに当該ドメイン名の情報が正常に記入された時点で完了するものとします。
  • 登録手続きの完了後は、本規約で特に定める場合を除き、ドメイン名の文字列を変更することはできません。

第16条(ドメイン名の登録期間)

  • 本サービスによるドメイン名登録は、当初、登録者が選択した期間(以下、「当初期間」とします)において有効なものとし、登録の契約更新が行われた場合、更新手続き時に登録者が選択した期間、有効とし、以降も同様とします(以下、「更新期間」とし、当初期間と更新期間を「登録期間」と総称します)。これらの登録期間は、第2項および第17条に定める場合を除き、変更することができません。
  • 弊社 は、当該ドメイン名のレジストリの決定があった場合には、登録者の意思にかかわらず登録期間の延長ができるものとします。なお、登録期間の延長により料金が新たに発生する場合には、弊社は第5条の規定に従い事前に登録者に告知します。

第17条(ドメイン名の登録契約更新)

  • 登録者は、ドメイン名の登録契約を更新する場合、当該ドメイン名の手続き期限が到来する前に、弊社が定める方法により、契約更新手続きを行わなければならないものとします。
  • 弊社は、契約更新手続きに際し、契約更新に必要な料金、費用等の支払いを確認したのち、協力会社を通じレジストリに対して所定の手続きを行います。
  • 第1項の手続きは、レジストリのデータベースにおいて当該ドメイン名の登録期間に関する更新情報が記入された時点で完了するものとします。ただし、レジストリでのドメイン名登録期間更新が、一定期間内にドメイン名廃止手続きが行われないことを条件としている場合は、弊社において前記廃止手続きを行わない処理を完了した時点をもって手続きが完了したものとします。
  • 第1項の規定にかかわらず、登録者は、更新猶予期間が設定されている種類のドメイン名について、手続き期限が到来する前に契約更新手続きができない時は、手続き期限を経過した後であっても、更新猶予期間内に限り、契約更新手続きにより契約更新を申し込むことができるものとします。
  • 登録者は、復旧猶予期間が設定されている種類のドメイン名について、ドメイン名の登録を回復させるにあたりやむを得ない事由がある場合に限り、復旧猶予期間内において、弊社の定めるところに従い、登録復旧手続きの申込ができるものとします。
  • 第4項および第5項の手続きによる場合、弊社は、当該ドメイン名の契約更新または登録復旧を保証するものではありません。
  • 登録者が、復旧猶予期間内に登録更新手続きを完了しなかった場合は、そのドメイン名の登録は、登録期間の終了日時にさかのぼって廃止したものとみなします。また、登録者が、更新猶予期間または復旧猶予期間内に、契約更新または登録復旧の申込を行った場合で、現に契約更新または登録復旧がなされた場合は、登録期限日に契約更新が行われたものとみなします。
  • 第1項から第7項までに定める各種手続きにおいては、弊社は、登録廃止の防止、登録の契約更新、および登録復旧に関するいずれの義務も負わないものとします。また前記の各種手続きによって登録者または第三者に発生した損害につき、一切の責任を負わないものとします。
  • 登録者が、ドメイン名の手続き期限が到来する前に契約更新手続きを行わなかった場合、登録者は、以下の各号に該当する場合を除き、登録期限日を経過したドメイン名の使用ができないことを承諾するものとします。ただし、登録者が第4項に定める契約更新、または第5項に定める登録復旧の申込を行った場合で、かつそれらの手続きが完了した時は、登録者は手続き完了時点から再びドメイン名の使用ができるものとします。
    • (1) 登録者が、登録期限日を経過した後も当該ドメイン名の使用を継続することをあらかじめ弊社に届け出て、弊社がこれを認めた場合
    • (2) 登録者が、弊社が提供するサービスのうち、当該ドメイン名を使用するサービスの利用契約を弊社との間で締結しており、かつ当該サービスの規約、約款等に、当該ドメイン名の使用を認める特段の定めがある場合
  • 弊社は、前項各号の場合においても、ドメイン名の使用可能性、使用の範囲等に関し何ら保証するものではありません。
  • 弊社は、第9項に定めるドメイン名の使用の制限に起因して登録者、利用者、その他第三者に生じる損害その他一切の結果について何ら責任を負わないものとします。

第18条(ドメイン名の登録の廃止)

  • 登録者は、当該ドメイン名の登録期間が終了する前であっても、弊社の定める書類を用いた手続きを経ることで、ドメイン名の登録の廃止を行うことができます。登録の廃止が行われた場合、登録期間は廃止手続きの完了日をもって終了します。
  • 登録の廃止に伴う登録料金および契約更新料金の返還は一切行いません。また、弊社は登録の廃止によって登録者、利用者、その他第三者に発生した損害につき、一切の責任を負わないものとします。

第19条(ドメイン名登録・使用の制限、登録の取消)

  • 登録者は、ドメイン名の登録または使用において、第三者の権利を侵害してはなりません。
  • ドメイン名の登録または使用が規約等に違反していると弊社が判断し、かつ当該登録者に対して第5条の規定に従い「一定期間内に当該違反を是正することを求める通知」を行ったのにもかかわらず、当該登録者が前記期間内に必要な措置をとらない場合、弊社は、当該登録者のドメイン名について、登録申請の拒否、登録の取消、登録の移転、または使用の一時停止を行うことがあります。
  • 弊社は、ドメイン名の登録または使用が以下の事由に該当すると判断した場合、当該ドメイン名について、登録申請の拒否、登録の取消、登録の移転、または使用の一時停止を行うことがあります。
    • (1) 法令に違反しまたは違反するおそれがある場合
    • (2) ICANN契約に抵触しまたは抵触するおそれがある場合
    • (3) レジストリ契約に抵触しまたは抵触するおそれがある場合
    • (4) ICANN、またはレジストリのポリシー等に抵触しまたは抵触するおそれがある場合
    • (5) 公序良俗に反しまたは反するおそれがある場合
    • (6) 公序良俗に反する情報を第三者に提供している場合
    • (7) 未成年者にとって有害と認められる情報の譲渡、譲受、掲載を行っている場合
    • (8) IPアドレス、ID、パスワードの不正利用、または、不正目的での利用を行っている場合
    • (9) 無差別または大量に不特定多数の者に対してその意思に反し電子メール等を送信する行為、または事前に承認していない多数の送信先に対する情報配信行為がある場合
    • (10) コンピューターウィルス等有害なプログラムを、使用し、使用させ、もしくは提供する場合
    • (11) インターネット上の慣習やインターネット事業者またはユーザーの自主的な規制に抵触しまたは抵触するおそれがある場合
    • (12) その他、弊社が不適切と判断する行為がある場合
  • 弊社が第2項および第3項に定める措置を行う場合は、登録申請の拒否を除き、原則として当該ドメイン名の登録者または管理担当者のいずれか一方に対し、第5条の規定による通知を事前に行うものとします。ただし、人の生命、身体、財産に危害を及ぼす可能性がある等のやむを得ない事情があると弊社が判断した場合は事後の通知となることがあります。
  • ドメイン名の登録または使用が第2項または第3項各号の事由に該当するおそれがあると判断した場合、相当の期間、登録手続きを中止しまたは使用を一時停止して、かかる事由の有無について検討することがあります。この場合、弊社は、その検討の過程および結果について詳細を開示しません。
  • 第2項、第3項および第4項の場合、弊社によって、登録申請を拒否され、もしくは、登録手続きが中止され、または、ドメイン名の使用を一時停止され、もしくは、移転、もしくは、抹消された登録者は、弊社に対し一切の異議申立(訴訟の提起を含むものとし、以下、同じとします)をすることができません。
  • ICANN、レジストリ、ICANNに認定を受けているドメイン名紛争処理機関からの指示がある場合、弊社および登録者はその裁定に従うものとします。
  • 本サービスを通じて登録が管理されまたは登録が申請されたドメイン名に関して、裁判所、行政機関またはこれに準じる公的機関から、当該登録の拒否または使用の停止もしくは削除等を求める判決、決定、命令、指導その他の意思決定を受けた場合、弊社は、第4項に定める通知を行うことなく、直ちに、当該ドメイン名の登録申請の拒否、登録の取消、登録の移転、または使用の一時停止を行うことがあります。
  • 弊社は、弊社が本条に定める措置を行ったことに起因して登録者、利用者、その他第三者に生じる損害その他一切の結果について何ら責任を負わないものとします。

第20条(代理人を通じた登録)

登録者のドメイン名がインターネット・サービス・プロバイダー業者やその従業員等の代理人、代行業者を通じて登録される場合であっても、当該登録者は、規約等に基づく一切の義務を本人として直接負担することに同意します。

第21条(登録されたドメイン名の第三者使用)

登録者は、登録者が第三者に対して、当該登録者のドメイン名の使用を許可した場合においても、当該登録者が当該ドメイン名の保有者であり、従って、当該登録者が規約等に基づく一切の義務を直接負担することに同意します。

第4章 レジストラ・トランスファー

第22条(トランスファーイン)

  • トランスファーインに関する規定は、別途「レジストラ・トランスファー規約」に定めます。
  • トランスファーインが完了したドメイン名については、完了時点をもって、本サービスで登録されたドメイン名と同様に本規約の適用を受けるものとします。

第23条(トランスファーアウト)

  • 登録者は、ドメイン名の登録期間中、弊社の定める手続きによりトランスファーアウトを行うことができます。
  • 登録者は、トランスファーアウトの手続きを行う際、手続きの完了時点をもって、当該ドメイン名が本サービスで管理されていることが提供条件である各種サービス(以下、本条において「各種サービス」とします)につき提供が終了すること、および、弊社が各種サービスの提供にあたり、登録者が行った設定等を当該サービスの初期状態(以下、本条において「初期設定」とします)に変更する場合があることに同意するものとします。弊社は、各種サービスの終了および初期設定への変更を行った結果について、別段の定めがある場合を除き、何ら責任を負わないものとします。
  • トランスファーアウトが完了したドメイン名については、完了時点以降に発生した事象について、本規約の適用対象から外れるものとします。

第5章 ドメイン名の登録情報

第24条(ドメイン名登録情報の管理・変更・利用)

  • 登録者は、ICANN契約、ICANNのポリシー等に従って登録情報がWhois情報として開示されること、および公的に利用されることに同意します。また、登録者は、ICANNが、かかる利用に関して制定したポリシー等、または、関連して行う要請に従うことに同意します。
  • 登録者は、登録情報の取り扱いにつき以下の各号を遵守することに同意します。
    • (1) 誤った、不正確なまたは曖昧な登録情報を提供しないこと
    • (2) 登録情報に変更があった場合には、弊社へ届け出た登録情報の変更手続きを遅滞なく行い登録情報を常に正確かつ最新のものに保つこと
    • (3) 登録情報の変更を行う場合、登録者および管理担当者の責任において行われること
    • (4) 登録者ならびに管理担当者による登録情報変更の処理中に起きた事故、損害などについて、弊社は一切責任を負わないこと
    • (5) 登録者の登録情報が不正確または不十分であった場合、必要書類の提出不可など、登録者の責めに帰すべき事由に基づき登録情報を変更できない場合には、これに基づき発生した損害に対しては弊社に責任はないものとすること
    • (6) 登録者変更に必要な提出書類の取得およびそれに関する費用を負担すること
    • (7) 登録されている連絡先が有効なものでない場合、または、登録者が連絡先情報の提供を拒んでいる場合等、弊社からの連絡が到達しないことの原因が登録者の責めに帰すべき事由による場合、その不到達に起因して発生した損害について、弊社は責任を負わないものとすること
    • (8) 登録者の変更は弊社の定める方法にて書面を用いて行うものとし、弊社は、登記簿謄本等の提出等の要求をすることができるものとすること
    • (9) 登録情報に含まれる第三者の個人情報に関して、本規約に基づく開示、使用または通知に関して当該第三者から完全な同意を得ていること
  • 弊社が、弊社の定める手続きに従って登録情報の変更を行う必要がある場合、弊社は登録者に対して、当該登録者の提供した登録情報の確認を求めることができるものとします。登録者が弊社からの確認の求めに対して弊社の定める期間を経過しても回答しない場合、第19条第2項の規定を準用します。
  • 弊社は、登録情報の管理、虚偽の登録情報の提供もしくは不正な登録情報へのアクセスその他の理由により登録情報が不当に開示、改変または破壊されることを防止するため、弊社が必要と判断する措置をとることがあります。
  • 弊社は、弊社が定める内容および方法により、登録者に対し登録情報に関する通知を行うことがあり、登録者はかかる通知がなされることにつき同意するものとします。
  • 登録情報に登録者以外の第三者の個人情報が含まれる場合、弊社は、登録者に対し、弊社が定める内容および方法に従い、当該登録者が当該第三者に対し、当該第三者の個人情報に関する通知を行うことを求めることができるものとします。

第25条(登録情報開示における一括提供の制限)

ICANN契約において第三者への登録情報の開示方法の一つとして定められている「一括した登録情報の提供(Bulk Access)」については、弊社はその提供にかかる初期条件を「情報開示対象者リストから除外する状態」(Opt Out)とし、登録者はこれに同意するものとします。ただし、登録者は弊社の定める手続きを行うことにより、登録情報の提供にかかる条件を「情報開示対象者リストに登録する状態」(Opt In)へ変更することができるものとします。

第6章 料金

第26条(利用料金)

  • 登録者は、本サービスの利用に際し、弊社が別途定める、当初期間に対応する登録料金および各更新期間に対応する更新料金その他の料金、費用等(以下、これらを「利用料金」と総称します)を弊社に対し弊社の定める方法および期限に従い支払うことに同意します。
  • 第1項に従い弊社に対し支払われた利用料金は、対応する手続きが完了した場合はいかなる理由があっても返金を行いません。
  • 弊社が利用料金を変更した場合は、第5条の規定に従い登録者に通知します。

第7章 ドメイン名紛争

第27条(ドメイン名紛争処理方針の遵守)

  • 「統一ドメイン名紛争処理方針」(Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy(以下、「UDRP」とします))とはICANNが採択したものであり、ドメイン名紛争の処理に関する基本方針を定めたものです。UDRPは、全て のICANN認定レジストラが登録サービスを行う際に採用するよう義務づけられている方針です。
  • 登録者は、本サービスによって有効に登録が管理されまたは登録が申請されたドメイン名に関するあらゆる紛争は、前項に定める紛争処理方針に従って処理されることに同意します。
  • 第1項のドメイン名紛争処理方針は、UDRPを登録者の便宜のために和訳したものであり、常に、原文である英文のUDRPのみが効力を持ちます。
  • 弊社は、ドメイン名紛争処理方針を登録者の承諾を得ることなく、随時変更することができます。この場合、弊社は、当該変更に同意しない登録者のドメイン名につき登録を取り消すことがあります。
  • 登録者は、登録しているドメイン名についてドメイン名紛争が登録者と第三者との間で生じた場合、登録者は、弊社をいかなる形態でもその紛争に関与させてはならないものとします。

第8章 その他

第28条(弊社の責任)

  • 弊社は、本サービスが、弊社所定の仕様に従って、継続的に運用されるように努め、また、弊社が信頼できると信ずる情報源より情報を取得し、弊社の判断により、その誤謬を適切に訂正するよう合理的な努力を行います。弊社の責任は、本項に規定した義務に限定されるものとします。
  • 弊社は、利用者が本サービスを通じて得た情報等の正確性、有用性、特定の目的への適合性等について、保証するものではありません。

第29条(サービスの中断)

  • 弊社は、以下の場合には、本サービスの提供の全部又は一部を中断することができるものとします。
    • (1) 弊社のサービス用設備の保守を実施する場合
    • (2) 天災、停電、事変等の不可抗力により本サービスの提供ができなくなった場合
    • (3) その他弊社が本サービスの運営上、一時的な中断が必要と判断した場合
  • 弊社は、前項の規定により本サービスの全部又は一部の運営を中断するときは、あらかじめその旨を利用者に通知します。但し、緊急やむを得ない場合は、この限りではありません。
  • 弊社は、前項各号に基づき本サービスの提供の一部または全部が停止されたことによって生じた利用者の損害については一切責任を負いません。

第30条(損害の賠償)

弊社は、前条に該当する場合を除き、弊社の責に帰すべき事由によって、利用者に直接かつ現実に発生した損害に限って責任を負うものとします。また、弊社の責任は、1ヶ月の利用料金相当額を上限とし、それを超える額については免責されるものとします。また、弊社は、利用者に直接かつ現実に発生した損害以外の損害(使用機会の逸失、その他の一切の間接損害、特別損害、付随損害、派生損害、逸失利益を含みますが、これらには限定されません。)については、いかなる責任も負いません。

第31条(補償)

登録者および利用者が、弊社、ICANN、レジストリに対して、本サービスに関連して何らかの損失を発生させ、または、弊社、ICANN、レジストリが損害を被りまたは費用(当該登録者によるドメイン名の使用に関して第三者からの何らかの請求あるいは訴訟がなされた場合において、その防御のために依頼した弁護士報酬や費用のうち合理的な額を含みます)を支出した場合、登録者および利用者は、これらの損失、損害または費用を全額補償し、これらの者を免責することおよびこれらの者の責任を回避するため最善の努力をすることに同意します。かかる補償は、紛争処理方針に基づいて要求される補償と別になされるものとします。

第32条(本規約の変更)

  • 弊社は、法令等の制定、変更、廃止等により、登録者および利用者の同意なく本規約を変更することができるものとします。この場合、弊社は、弊社のホームページへの表示などの方法により登録者に告知するものとします。
  • 登録者は、前項の告知により、当然に変更後の規約についても従うものとします。

第33条(本規約の終了)

  • 以下各号の事由のいずれか1つが生じた場合、本規約に基づく登録は自動的に終了するものとします。
    • (1) 弊社が本サービスの提供を終了した場合
    • (2) ICANN契約、本サービスの提供に必要なレジストリ契約の少なくとも1つが終了した場合
    • (3) 本サービスが法令、ICANN契約、レジストリ契約、ICANN、もしくはレジストリのポリシー等、またはインターネット上の慣習もしくはインターネット事業者やユーザーの自主的な規制に抵触し、本規約の変更によっても合理的期間内にかかる抵触を解消できないことが明らかとなった場合
  • 本規約に基づく登録が終了する場合、法令、ICANN契約、レジストリ契約等により許容される方法により登録者のドメイン名が譲渡またはレジストラが移転されない限り、弊社は、登録したドメイン名を抹消することができるものとします。

第34条(準拠法)

本規約の成立、効力、その履行および各条項の解釈に関しては、本規約において別段の定めがある場合を除き、日本法が適用されるものとします。

第35条(協議および管轄裁判所)

  • 本規約の解釈を巡って疑義が生じた場合、弊社は合理的な範囲でその解釈を決定できるものとします。
  • 本規約に関する全ての紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
  • 本サービスで有効に管理されているドメイン名の使用に関して生じる第三者と登録者との間の紛争、および本サービスにより付与された利用者資格の使用に関して生じる第三者と利用者との間の紛争に関して、当該登録者および利用者は、その他適用可能性のある管轄権を侵害することなく、登録者および利用者の住所地および弊社の所在地を管轄する裁判所の判断に従うものとします。

付則

本規約は平成23年7月28日から実施します。